ギャラリーヒマラヤンアートGallery HIMALAYAN ART

ヒマラヤンアートとはチベット、ネパール、北インド、ブータンなどのヒマラヤ山脈を囲む国々で華開いた極彩色の仏教、ヒンドゥー教美術の総称です。
その魅力は日本の琳派やフランスのアールヌーヴォーのように高い職人技に裏打ちされた様式的な美しさにあります。
ヒマラヤンアートはニューヨークのルービン美術館などを中心に欧米ではすでに盛り上がりをみせ、またすぐれた作品はサザビーズなどの美術オークションでも高額で取引されています。
ギャラリーヒマラヤンアートでは日本であまり紹介されていないネワール様式仏画を中心に、現地で厳選したすばらしいヒマラヤンアート作品を紹介することで、ヒマラヤの豊かな大自然の中で育まれた仏教文化の香りを“美”という感動と共に皆様の元へお届けしたいと考えています。

ギャラリーヒマラヤンアートはチベット文化を未来へ繋ぐ応援をします

チベットの子どもたち 1959年のチベット動乱以降、チベット人たちが伝えてきたチベット独自の文化や宗教的伝統は危機的な状態にあります。
ネパールや北インドにある亡命チベット人が作った僧院の多くは今でも満足に環境が整えられていません。そこでは多くの若い僧侶たちが厳しい生活に耐えながら失われつつあるチベットの精神的伝統を必死で守ろうとしています。
「どんなにすばらしいものでも失われるのは一瞬です。しかし一度失われてしまったものを元通りに戻すことは出来ません。私たちの誇りであるこの伝統を守り未来に伝えていくことが、今を生きるチベット人としての最大の責任です。」と彼らは言います。
そうした絶滅の危機にあるチベットの文化や宗教的伝統を未来へ繋ぐためにギャラリーヒマラヤンアートでは売上げの一部をネパールのカトマンドゥにあるチベット仏教僧院に寄付することにしました。
ヒマラヤ山脈に守られ育まれたこの偉大な精神的伝統は未来に残していかねばならない人類にとってのかけがえのない遺産です。

仏教文化コミュニケーター

牧野 宗永Soei Makino

小学生の頃より、お寺巡りが趣味の子供で、「人の幸せ」に関心を持つ。
中学生の時、ヘルマン・ヘッセの著「シッダールタ」を読み、仏教的生き方に共感、佛教大学の仏教学科に入学。
故梶山雄一先生から中観思想を、小野田俊蔵先生からチベット語、森山清徹先生から偸伽行中観派の思想を学ぶ。
チベット密教の教義と実践を学ぶためにネパールのカトマンドゥへ留学し、日本とチベットの掛け橋であった故ケツン・サンポ・リンポチェに師事。
五体投地十万回、金剛サッタの浄化の瞑想十万回、曼荼羅供養十万回、師の瞑想一千万回の過酷な前行を2回成就させ、チベット仏教ニンマ派の伝える密教の教えであるゾクチェンの伝授を受ける。
そのほか、チベット仏教ニンマ派の高僧たちから多くの貴重な伝授、灌頂を授かり、約8年間チベット仏教僧院に滞在する。
日本に帰国後、チベット仏教の叡智を美術や教育を通して伝える「仏教文化コミュニケーター」として活動。