NAME

銅色山

STYLE

Tibetan Style

PRICE

¥1,200,000

ARTIST

不明

MEDIUM

岩絵具 ポスターカラー
金 画布

SIZE

H92×W63cm

NO

T-003

額装はしていません、洋額もしくはチベット式の絹布を使った額装のいずれかをお選びいただけます。

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ブラウンゴールドの楽園

BACK GROUND作品の背景
8世紀後半にティソンデツェン王が招来しチベットに本格的な密教の教えを伝えたとされる大行者パドマサンバヴァ。彼がチベットに教えを広めた後に移り住んだ羅刹の国にあるといわれている浄土がこの銅色山です。パドマサンバヴァはグル・リンポチェ(宝のような大師さま)と呼ばれチベット人の間でたいへん人気があり、チベット仏教4派のうち最も古いニンマ派の開祖でもあります。岩の上に描かれた宮殿は4層からなり、一番上の階に阿弥陀如来、その下の階に観音菩薩と左右に文殊菩薩と金剛手菩薩が描かれています。一番広い階の中央に描かれているのがパドマサンバヴァでむかって左にはインド人の妻であるマンダラヴァ、右にはチベット人の妻のイェシェ・ツォギャルが描かれています。そのまわりをパドマサンバヴァの高弟や持明者、パドマサンバヴァの8人の化身がとり囲んでいます。その下には各方角を守る四天王が、一番下の岩の中には悟りを目指し修行する修行者たちが描かれています。宮殿を守る護法神や勇者、ダーキニーたちが上空を埋め尽くし、また湖の外の羅刹の国にはおどろおどろしい姿をした鬼の王たちが描かれています。
POINT鑑賞ポイント
15世紀前半にチベットのツァン地方で生まれた天才仏絵師メンラ・トゥンドゥップによって開かれたメンリ派の伝統画法で描かれたこの作品は、大作においておざなりにされがちな細部まで見事に描ききられています。丹念に描かれた神々の表情は生き生きとして繊細で、注意深く選択された色彩とあいまってパドマサンバヴァの浄土を光溢れるものにしています。
ABOUT ARTIST作者について
作者は不明ですが伝統的なチベット様式で描かれた傑作です。